0830
昨日、ハリウッド大手スタジオが日本でのBlu-rayソフトの発売開始を正式にアナウンスしたことがアメリカのDVD業界でもニュースになっていた。これまで日本のDVDソフトがアメリカで話題になると言えば、リージョンのお陰でほんの一部の映画マニアの間だけに限られていたが、次世代ディスクでは、HD DVDは今のところリージョン制限無し、Blu-rayはアメリカも日本も同じリージョン1ということで、これからは関心が高まっていくかもしれない。少なくとも邦画やアニメファンにとっては面白くなっていくはず。(自分も日本映画でいいのが出たら是非欲しいと思う)
さて米国盤Blu-rayの方は、現地時間9月1日にベルリンで開かれるIFAで、FOXがBlu-rayリリース・タイトル第一弾を発表するのではというウワサ。
FOXのリリースタイトルは、「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」「エネミー・ライン」「アイス・エイジ」「キス・オブ・ザ・ドラゴン」だろうと予想されている。
0824
ここ1週間ほどに明らかになったハイ・デフ発売情報一挙掲載。
まずはHD DVD。
ユニバーサルから10月17日、ジェニファー・アニストンとヴィンス・ヴォーンの「The Break-Up」がHD DVD/DVDコンボディスクで予価$34.99にて。「U-Control」と呼ばれるHD DVDのみに収録される特典収録がある様子だが、内容については未知のものだ。
そしてパラマウントからのBlu-ray第一弾が9月26日登場!タイトルは、「トゥームレイダー」「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」「フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い」「スリーピー・ホロウ」、10月10日には「U2/魂の叫び」「イーオン・フラックス」「ミニミニ大作戦」。あれ?目新しいタイトルはないぞ、と思ったら、全タイトルHD DVDでは既に発売済みのものばかりだった。予価$29.99、収録内容は未発表。
さらにHD DVDとBlu-ray同時リリースの新たなニュースも。Eagle Rock Entertainment が「The Pat Metheny Group: The Way Up」を10月3日、DVD、HD DVD、Blu-rayの3つのフォーマットで同時発売。ハイ・デフィニション撮影された2005年のコンサートを完全収録になる予定だから、コンサートディスクとしてはかなりの高画質が期待できる。
同メーカーからは同じく10月3日、Blu-rayのみで「The Black Crowes: Freak ‘N’ Roll…Into the Fog」「Elvis Costello : Club Date – Live in Memphis」「Toto: 25th Anniversary: Live In Amsterdam」「Alice Cooper: Live at Montreux 2005」も登場する予定。
0817
さっき投稿したばかりの新作ニュースでワーナーの米国盤Blu-rayをすっかり忘れていたので追記。(2つのフォーマットはやっぱり混乱のもと・・・)
さて9月5日、「ファイヤーウォール」(予価$34.99) 「フルメタルジャケット」「リーサル・ウエポン」「ブレージングサドル」(それぞれ予価$28.99)
「ファイヤーウォール」だけ定価が高いのは新作だからだろう。ワーナーは今年中に30タイトル以上のBlu-rayをリリースする予定とも発表している。
というのが昨晩ワーナーからメールで来ていたニュースレターのリリース情報の内容。
「リーサル・ウエポン」は二作目ではなくて一作目。HD DVDで9月21日に出るのは二作目なので混乱なきよう、自分に言い聞かせた。
0817
ここ数日で続々と新作リリース・ニュースが出ている米国盤HD DVDとBlu-ray。
まずHD DVDでは、イメージ・エンターテイメントが遂にハイ・デフに着手!「Barry Manilow: Manilow Live! (DTS)」「シカゴ / アース・ウインド・アンド・ファイアー:Live At The Greek Theatre」「ハート:Alive In Seattle」の3枚を11月7日に予価$24.99でリリース。「バリー・マニロウ」にはコメンタリー、「シカゴ / アース・ウインド・アンド・ファイアー」にはボーナス・トラック「Drum Duel」が収録されている。
ワーナーからは「トロイ」「スペース カウボーイ」「リーサル・ウェポン2/炎の約束」「蝋人形の館」が予価$28.99で9月12日登場。
ユニバーサルから10月24日、「12モンキーズ」「遊星からの物体X」「アウト・オブ・サイト」「ザ・インタープリター」(発売日変更)、そして「スパルタカス」が予価$28.95で発売。
またHBOドラマ「the ソプラノズ」第6シーズンが11月7日にSDと同時発売。
そして注目のニュースは、パラマウントから10月30日に「M : i : III」がSD、HD DVD、Blu-rayで同時発売!
既にSDはフルスクリーン通常盤、ワイドスクリーン通常盤、コレクターズ・エディションのリリースが発表されているから、全部で5種類が同時に出る事になる。特典映像もハイ・デフィニション収録になる予定。HD DVD、Blu-rayの予価は$29.95。
また、ブエナビスタから「Cars」「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のBlu-rayディスクが今年第4四半期の発売を検討中だそうだ。
ただしブエナビスタはハイ・デフの浸透の度合いを注意深く見ている傾向にあって、ビッグタイトルのリリースのタイミングを十分に検討している様子。ブエナビスタのCEOは、次世代フォーマットはDVDの時よりも普及は遅いだろうと予想している。
0816
この時期、アメリカのDVD業界でも各種コンベンションが次々と開かれている。
ロサンゼルスで現在行われているDisplaySearch HDTV Conference では、ハイ・エンドのAV機器を販売している小売店が集まっているが、次世代DVDを真っ先にユーザーに提供していく役目を果たす彼らの反応は厳しいようだ。
HD DVDとBlu-rayのキックオフについては、「何もかもが急ぎすぎた」「ハイ・デフDVDの登場劇は、新テクノロジーの幕開けの類いとしては最悪」という声が出ている。
具体的には、ディスクのクオリティ(特にBlu-ray)から、在庫数、タイトル、プレーヤーの在庫数まで、どれを取っても不満だというのだ。
こんなエピソードも業界ニュースになっていた。
SamsungのBlu-rayプレーヤーが発売された時、テキサスのあるAV機器ショップでBlu-rayのデモンストレーションを行おうと150人ほどのお客を集めた。ところが店のスタッフはその時点で発売されていたBlu-rayディスクの映像を見るなり、従来のDVDと変わり映えのしない画質に驚き、とても次世代のクオリティとしては紹介できないと判断。幸いにもSamsungのセールスパーソンが持ってきていたデモ用ディスクの画質が素晴らしかったので、そちらを見せることで解決した。
また、メディア・リサーチ会社 Screen Digest では、今年中にHD DVD、Blu-rayのいずれかがDVDの後継ディスクとして優勢になるようなことないだろうと予想している。この会社のアナリストはフォーマット競争がユーザーの購買意欲を失わせる結果になっていると分析。HD DVDとBlu-rayの2つのフォーマットは今後も共存し続け、いずれ価格とフォーマットの問題を解消した低価格デュアル・ディスクのようなものが登場して現在のハイ・デフに取って代わるだろう、とコメントしている。
レポートでは2010年にはパッケージ・メディア(映画やゲームソフトなどのメディア)の市場は390億ドルで、次世代DVDの市場はそのうちの約30%、110億ドルになると予測している。
ところで、ある調査で、2つのフォーマットの登場からそれぞれ6週間の間のプレーヤーの販売台数を比較すると、HD DVDプレーヤーがBlu-rayを33%上回っていたということが分かった。つまりBlu-ray100台に対してHD DVDは133台のペース。しかし価格差があるから、Blu-rayの方が売り上げ額では42%も上回っている。
Blu-rayプレーヤーは、それほど売れていないのかと思っていたので、試しにFantasium での7月の両フォーマットのソフトの販売数を比較してみたら、枚数にしてHD DVDソフトはBlu-rayソフトの1.6倍売れている。果たしてこの差は、今後どう影響するのか・・・。