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集荷トラックの運転手アイブン Part1 [ Journal ]

Fantasiumのオフィスは、マンハッタンのど真ん中、映画「スパイダーマン」の撮影でも使われたフラット・アイロン・ビルの近くにある。そのすぐたもとにあるマジソン・スクエア・パークの向かい側に、毎日、夕方になると一台のトラックがやってくる。それが郵便集荷のトラックである。
そこにトラックがやってくるのは、4時20分頃。時間は日によって多少前後するが、トラックが到着すると、たくさんの郵便物を抱えた人々が周辺のオフィスからぞろぞろと出てくる。このトラックはただの郵便集荷ではなく、バルク・メールと呼ばれる大量郵便物の集荷専門で、フラット・アイロン・ビル周辺の大量郵便物をまとめて面倒見てくれている。
毎日、4時20分になると、Fantasium のオフィスの窓から顔を出す。オフィスが入っているブロードウェイ沿いのビルの10階からは、フラット・アイロン・ビルを眺めることができる。体を乗り出せば、そこにやってくるトラックの姿も見えるのだ。なにしろ時間がいまいち一定していないので、遅い時には何度も窓から顔を出し、トラックを探す。来ているのを確認したら、EMS(国際速達便)の荷物をカートで運び、一つ一つ受付してもらってトラックに乗せて完了。

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臨時休業 [ Journal ]

アメリカでは一年で一番重要な祝日、11月の第4木曜のサンクスギビング・デー(感謝祭)のホリデーに合わせて、DVD Fantasium も30日まで臨時休業をすることになった。
2年前まで、サンクスギビング・ホリデーの間も普段通り業務を行っていた。いや、行おうとしていた、というのが正しい。実際はほどんど何もできなかった。配送業者が休業するので商品の入荷はストップ。問屋は休日でもやっているだろうと思ったら、どこも軒並お休みで発注を出そうにも電話も通じない状態。かろうじて郵便局だけは感謝祭の当日を除いて稼働していたが、ほかはどこもかしこも休業とあっては、自分だけがどうあがいても仕事にならないのだった。それならば、この機会を利用してスタッフも休暇を取ろうということになった。ほぼ年中無休のオンラインショップではあるが、年に一度の臨時休業となる。
サンクスギビングからクリスマスまでの間は、ホリデー・ギフト・シーズンと呼ばれており、夏のバケーションに次ぐ休暇シーズンだ。街にもそろそろクリスマス飾りが出始めた。11月、12月のアメリカは、盆と正月がいっぺんに来るような楽しい気分になる。


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遠きカリフォルニア [ Journal ]

アメリカには広大な国土がある。地域によって気候も地形も様々で、当然、そこに暮らす人々にも特徴が出てくるのだが、それは日々仕事をしていても感じる。特にニューヨークにいると、西海岸の人たちとのギャップは大きいように思う。
オンラインショップのように物流が伴うビジネスでは、遠く離れた取引先からの仕入れは商品が届くまでに時間がかかりすぎるので、できるだけ避けるようになる。例えば、カリフォルニアから出荷された商品は、トラックと貨物列車を乗り継ぎながら西から東へ大陸を横断、ニューヨークに届くまでに丸1週間もかかる。だから、商品の仕入れ先はできるだけ近隣の州にある問屋を選ぶ。多くは東海岸、遠くてもせいぜい中西部あたりまで。
これまでに西海岸のDVDメーカーやディラーと取引することはあったが、距離があることの不便さから徐々に発注の頻度は減り、今では西海岸との取引はほとんどゼロ。

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「ファンタズム」スフィア・ボックス入荷 [ Journal ]

Phantasm: 5-Disc Sphere Box Set: Limited Edition“Phantasm: 5-Disc Sphere Box Set: Limited Edition (DTS)(PAL-UK)”が、遂にUKから入荷!ドン・コスカレリ監督の怪奇ホラー・シリーズ「ファンタズム」4作に加えてボーナスディスクが付いた5枚組セットだが、ただのセットではない。5枚のDVDが「シルバー・スフィア」に収められているという特別限定品だ。11月1日にUKのアンカー・ベイからリリースされたものだが、イギリスから輸入しているためようやく入荷開始となった。
一見してDVDが入っているとは思えない立方体の箱を開けてみると、一番上にはブックレット、その下には何やら短剣のようなもの2本がビニールに入っている。さらに、スフィアを設置するためのものと思われる透明ブラスチックの台座を発見、その下に銀色の球体がようやく姿を現した。手に取る自分の姿がはっきり映ってしまうくらいのクリアーな銀色の球体は、手のひらのおさまり具合がちょうど良い。Phantasm Sphere球体は真ん中で上下に割れて開けられるようになっていて、下の部分にだけ詰めてあるスポンジにDVDディスクが5枚差し込まれた状態で並んでいる。2本のブレードを、球体の上半分にある差し込み口から取り付けて完成。
完成したのはいいが、外箱の紙が薄くて弱いのでこの箱は保存用には心細いし、そもそもブレードを球体に付けた状態では箱には戻せない。最初からスフィアは箱から出して飾るためにデザインされているのだろう。それにしても前代未聞のボックスだ。
2万個限定生産ということもあって正真正銘のコレクターズ・アイテムであるが、普通にディスクを収納したいという方には、通常ケース収納の5枚組も同時発売中。


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バットマン ビギンズ: DX盤 廃盤の真相 [ Journal ]

Batman Begins「バットマン ビギンズ」の米国盤DVDは、10月18日、ワイドスクリーン盤フルスクリーン盤デラックス盤の3種が同時発売となった。ワイドスクリーン盤とフルスクリーン盤はそれぞれ本編のみ収録。今回、混乱を巻き起こしたのはデラックス(DX)盤である。
DX盤は、ワイドスクリーン盤ディスク+ボーナスディスク+コミック(レプリカ)の3点がセットになった文字通りの豪華版で、コレクターならばできればこちらを手に入れたいと思うだろう。しかし、発売の直前になって、こともあろうにDX盤のみに付属されたコミックの作者名に重大な印刷ミスが発覚した。収録されている3つのストーリーのうちの2つ目、1939年に発表された「バットマン」第一話 “The Bat-Man” のクレジット部分が、
(誤)The Bat-Man By: Bob Kane
(正)The Bat-Man Writer: Bill Finger, Artist: Bob Kane
と、作画のボブ・ケインの名前のみが印刷され、ストーリーを作ったビル・フィンガーの名前が抜けていたのだ。「バットマン」の産みの親がボブ・ケインというのは有名だが、実は物語を考えたビル・フィンガーとの共同作業であったことはあまり知られていない。DCコミックがビル・フィンガーを作者としてクレジットしなかったからだが、後になって「バットマン」の作者としてビル・フィンガーも認知されるようになった。この一件はアメリカのコミックファンの中ではかなり有名な事件で、後に、関わった作品にクレジットされないという意味の”Fingered”というスラングさえ生まれている。ただ、今回の件は多大な権利の問題も絡むだけに事態は深刻だ。

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