0507

ニューヨークで新型インフルエンザが流行しているらしい、というニュースを見て心配になったという日本の親兄弟から安否確認の電話がかかってきた。
2週間ほど前にクィーンズの高校生が新型インフルエンザに感染していることが分かり、今日までにニューヨークで81人の感染が確認されているけれど、閉鎖していたその高校ではすでに授業を再開している。ウチの会社のスタッフにもそれらしき症状は全く出ておらず。
感染者が出ているのはクィーンズの一部のエリアなどに集中しているし、感染対策と言ってもうがいをしてよく手を洗う程度のことしかないとすれば、あとは自分でいつもより健康管理に気を配るぐらいしかないだろう。
Swine Flu(新型インフルエンザ)についての報道は日に日に減っていき、誰も話題にもしなくなってきた。
ニューヨーカーは平静心を保っていつも通りの生活を続けている。
ニューヨーク中の人々がマスクを付けて通勤する姿をちょっと期待していたのだが、マスクをして歩いている人はただの一人も見ていない。
ちょうど今が花粉症のハイシーズンで、本当なら私はマスクをしたいところなのだけれど、変な目でじろじろ見られたり、すれ違う人たちから明らかに避けられたり、どこか店に入るときにセキュリティガードに声をかけられてもイヤなので我慢しているところ。
こちらではマスクをするという習慣がないので、怪しまれるだけだ。
ドラッグストアでもあまりマスクは売っていないようだ。
まだ感染者が出ていない日本の方がよほどパニックになっているように見える。
DVDにウィルスが付いてくるなんてことは無いのでご安心を…。
0506

「コルテオ」以来、3年ぶりにシルク・ドゥ・ソレイユの舞台を観てきました。新作の「KOOZA」。
前回の「コルテオ」が自分の趣味にぴったりでシルク・ドゥ・ソレイユの中では一番好きだった私としては、「KOOZA」はそれほど高い評価でもないといったところ。どうしても私はシルク・ドゥ・ソレイユの凝った舞台や芸術性に惹かれるのだが、その点では今回はやや演出が散漫な印象と、道化の部分が長くてコメディタッチの強さが目立つ。
「コルテオ」が「テクノロジーに頼りすぎてシルクらしくない」と評されたことへの反動なのかもしれないけれど、よりアクロバットに力が入っていたことは確かで、技術に磨きがかかりさらにレベルアップしている。コアなシルク・ドゥ・ソレイユ・ファンは大大大満足間違いなしの充実した内容でお腹いっぱい気分でフィナーレ。
演技の途中でひやりとした部分が何度かあって、いくつか観た舞台の中でもこれは初めてだった。綱渡りでは完全な失敗も一つあり、やり直しする場面も。そして途中でセットを替えるところでもミスがあり、それを直すのに手間取っていたり…。そういうこともあるのですね。
ちなみに先行販売でチケットは60ドルでした。
0429

Fantasium で扱っていないディスクのことをこのブログで話題にするのは初めてかもしれない。
あのクライテリオンからリリースの邦画Blu-ray第一弾!
「愛のコリーダ」2009年4月28日発売!(スタンダードDVDも同時発売)
大島渚監督がかの有名な阿部定事件を題材に退廃的な愛とエロスを描いたフランス資本の衝撃作だ。
その過激な性描写のため日本公開では大幅な修正が加えられ、2000年に再上映された際にはノーカットではあったがボカシ入りで、日本盤DVDにもボカシが入っている…ということはよく知られている。
今回のクライテリオン盤はもちろんオリジナルのまま。
しかし困ったことに、切なく、この激しく、究極の愛を描いた感動作は、今でもオリジナルのままでは日本に輸出することができない。
一部の性表現シーンが関税定率法21条で禁じられている風俗を害すべき物品とみなされるため、DVDが税関で検査を受けた場合には輸入差し止めになってしまうことが分かっている。
実は「愛のコリーダ」のDVD化はアメリカではこれが三度目で、最初にFox Lorberが1998年に出しており、2000年には同じくFox Lorberがリマスター盤を出している。どちらもリージョンはオールだったが、画質はかなり悪くて悲しいものがあった。
Fantasium でも当時はFox Lorber盤を販売していた。が、ヨーロッパ映画で日本では禁制品に当たるDVDがあることが分かり、それらも含めて取り扱い商品を全面的に検討した際に「愛のコリーダ」はFantasium のリストから削除されてしまった。
カンヌ映画祭をはじめ世界で大絶賛された、日本映画が誇るべき傑作「愛のコリーダ」。
女優のレスリー・キャロンは本作を観て「あまりの感激に心を失いそうになりました」と感想を語ったそうだ。
フランスの映画雑誌「ポジティフ」の編集長の言葉。
「こうした傑作はいかなる検閲規定をも凌駕するに違いない」
いつか、きっと。
ところで、クライテリオン盤の画質が気になったのでオフィスで観ていたら、絡みのシーンがスクリーン全面に映っているところでFedexのピックアップの人がやってきてかなり焦りました (^_^;)
画質は、作品同様、最高に美しいものでした。
0426


このブログにFantasium オフィスの引っ越しについて書いていたのが2006年の4月。あれからもう3年になろうとしている。リース(賃貸契約)の更新日がやってきた。
3年前は同じビルの同じフロアで広いオフィスに引っ越しをしており、今回もできたら大きくてより快適なところへ移れればいいなとは思っていたのだが、そう都合よく空きスペースもない。
さらに大家からは、「このご時世なので家賃値上げ無しでリース延長をしてあげます」という、ニューヨークとしては奇跡的な(!!)オファーが来たので迷わず一年延長が決まった。
早速、延長手続きの書類ができてきたので、Fanatsium の社長にサインをしてもらった。アメリカのフォーマルな書類は、最後のページにサインはもちろん、全ページの右脇の余白にイニシャルを書かされることがある。日本でも全ページに捺印する場合があるのと同じようなものだが、そんな習慣が似ているのは面白い。(でもアメリカに来たばかりの頃は、「イニシャルしてね」と言われてもなんのことか分からなかったけれど。)
ところで、Fanatsiumが入っているビルは1896年に建てられたものですでに100年以上経っている。「St. James Building」というたいそうな名前も付いていて、内部のボザール様式の装飾は今でもホールや階段部分に残されている。
こうして見るとゴテゴテした装飾が古くさいが、各オフィスはそれぞれ改装が行われていて近代的な内装に変わっている。
ブロードウエイ沿いに建っているのだが、ブロードウエイという道はアベニューとストリートが碁盤の目になったマンハッタンを斜めに走っているため、このビルの敷地もきれいな長方形をしていない。それで正面入口部分が三角形の空間になっていて、入口ドアがブロードウエイと平行になっていないのが写真で見ても不思議な感じだ。
0415

次々と日本語付ブルーレイが発売に!米国盤よりヨーロッパ盤の方が圧倒的に多く、すごい数になってきた。日本語収録の有無はすべて動作確認済み。
更新が途絶えていた間に発売になったもの、新たに日本語入りが分かったものを一気に掲載しました。