タランティーノ新作「イングロリアス・バスターズ」 [ Movie ]
「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督の最新作「イングロリアス・バスターズ」を観てきました。またもや自宅から1分の、いかにもブルックリン的な映画館にて。
第二次大戦中、ドイツ占領下のフランス。レイン中尉(ブラッド・ピット)以下8人のユダヤ系アメリカ人兵士の武装グループは、ドイツ軍から”ザ・バスターズ”の異名で呼ばれていた。強者ぞろいだがどこか抜けているバスターズたちはナチス兵駆逐を目論む一方、家族を虐殺されたユダヤ人娘の復讐も独自に進展してゆく。
やっぱりタランティーノは面白い。ナチスを題材にしたウエスタンでもタランティーノ節は健在。タイトルのスペルが間違ったまま(「Inglourious Basterds」は本来「Inglorious Bastards」である)というところからふざけているし、エンツォ・G・カステラッリ監督の「地獄のバスターズ」を基にしているがストーリーは完全にハチャメチャなオリジナル。本作は先々の展開を予想出来る人はいないんじゃないだろうか。もちろん映画ネタやオマージュ、カメオ出演、バイオレンスもたっぷり。
一見、本筋とは無関係のような他愛ない会話のシーンでもキャラクターを印象付ける緊張感にあふれている。と同時にいつもおふざけが見え隠れする。ジョークも満載で、アメリカ人の観客が笑うところで笑えなくて、ちょっとついていけない時もありました…。
「キル・ビル」ほどの大作ではないし、個人的には過去の作品の方が面白かったと思うので、タランティーノとしては平均的な出来栄えという感想。
DVD Fanatsium がスポンサーをしている、映画評論家・町山智浩氏によるポッドキャスト「町山智浩のアメリカ映画特電」でも、第85回 タランティーノ症候群と『地獄のバスターズ』で採り上げられていました。
日本では11月公開予定のようです。
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