切ない「愛のコリーダ」米国盤ブルーレイ [ Buzz ]
Fantasium で扱っていないディスクのことをこのブログで話題にするのは初めてかもしれない。
あのクライテリオンからリリースの邦画Blu-ray第一弾!
「愛のコリーダ」2009年4月28日発売!(スタンダードDVDも同時発売)
大島渚監督がかの有名な阿部定事件を題材に退廃的な愛とエロスを描いたフランス資本の衝撃作だ。
その過激な性描写のため日本公開では大幅な修正が加えられ、2000年に再上映された際にはノーカットではあったがボカシ入りで、日本盤DVDにもボカシが入っている…ということはよく知られている。
今回のクライテリオン盤はもちろんオリジナルのまま。
しかし困ったことに、切なく、この激しく、究極の愛を描いた感動作は、今でもオリジナルのままでは日本に輸出することができない。
一部の性表現シーンが関税定率法21条で禁じられている風俗を害すべき物品とみなされるため、DVDが税関で検査を受けた場合には輸入差し止めになってしまうことが分かっている。
実は「愛のコリーダ」のDVD化はアメリカではこれが三度目で、最初にFox Lorberが1998年に出しており、2000年には同じくFox Lorberがリマスター盤を出している。どちらもリージョンはオールだったが、画質はかなり悪くて悲しいものがあった。
Fantasium でも当時はFox Lorber盤を販売していた。が、ヨーロッパ映画で日本では禁制品に当たるDVDがあることが分かり、それらも含めて取り扱い商品を全面的に検討した際に「愛のコリーダ」はFantasium のリストから削除されてしまった。
カンヌ映画祭をはじめ世界で大絶賛された、日本映画が誇るべき傑作「愛のコリーダ」。
女優のレスリー・キャロンは本作を観て「あまりの感激に心を失いそうになりました」と感想を語ったそうだ。
フランスの映画雑誌「ポジティフ」の編集長の言葉。
「こうした傑作はいかなる検閲規定をも凌駕するに違いない」
いつか、きっと。
ところで、クライテリオン盤の画質が気になったのでオフィスで観ていたら、絡みのシーンがスクリーン全面に映っているところでFedexのピックアップの人がやってきてかなり焦りました (^_^;)
画質は、作品同様、最高に美しいものでした。


























