» ヒロシマナガサキ [ Journal
]
8月第三週の業務週報。
先週8月6日の月曜日の夜のことだが、ケーブルチャンネルの大手HBOで「White Light / Black Rain: The Destruction Of Hiroshima And Nagasaki」(ヒロシマナガサキ) が放映された。HBOはクオリティの高い番組やフィルムを製作しており、本作もHBOの製作。
日系三世のスティーヴン・オカザキ監督が25年を費やし、日本側では14人の被爆者に、アメリカ側では4人の原爆投下関係者に取材を行ったドキュメンタリーだ。
6日のニューヨーク・タイムス紙に、本作の一面広告が出ていたのには驚いた。
12月7日のパール・ハーバー・ディ (時差があるので、アメリカで真珠湾攻撃の日は12月7日) とは違い、アメリカの一般社会で原爆の日に特にそれが認識されたり話題にのぼることはほとんど無いなかで、あのHBOがこういったドキュメンタリーを製作・放送したのは驚きだったし、原爆投下行為を振り返ることも行われているアメリカの健全さも感じられ、この国でまだ完全に忘れられていないことに少し救われた気がした。
8月7日にはDVDも発売された。DVDはドキュメンタリー作品としては映像クオリティが高いのにまず驚いた。25年かけて地道にていねいに撮られたインタビューは、一本の映画として途方もない業績を成し遂げていると思う。
後半は観ていて涙が止まらなかった。
すべての日本人必見、そして世界中で見て欲しいものだった。
(詳しい紹介はFantasium のサイトに掲載予定)
さて、今週、日本はお盆休みだった。日本が大型休暇に入ると、Fantasium の方はEメールでの問い合わせなどの数は一気に減るのだが、幸いにオーダーの方は止まることはない。
オンラインショップと言えどお店はお店であって、忙しい方が社内の空気にハリがあり、スタッフも活気があっていいものだ。
というわけで、お休み気分は全くナシだった。
アメリカ人はバケーションのために働いている、とはよく聞くが、驚いたことにアメリカの労働法は有給休暇に関する規定はない。たとえばフランスの有給休暇は30日、スウェーデンが25日、日本も10日と法律で決められているのに…。
それでも、引き継ぎもせず、周りの迷惑も考えず、1週間も2週間も堂々とバケーションを取ることができるアメリカ人の気楽さというのは大したものだ。
そもそも労働法で休暇を定めておく必要すらないのだろう。
» Return
Posted by 尋
|
Comments [3]
|
Trackbacks [0]
▲ top
» NY地下鉄通勤受難:豪雨編 [ NewYork
]
今週も、ニューヨークらしい予期せぬ事態が起きてくれた。
水曜日の早朝、ニューヨーク周辺は雷を伴いながら一時間ほどの間に4センチ以上の集中豪雨に見舞われ、浸水したNY地下鉄は排水作業が間に合わずほとんどの路線で朝から半日ほど運行停止。通勤客への影響でニューヨーク周辺は大混乱となった。
私が朝の身支度をしながらラジオニュースを聞いていた時には、まだ地下鉄は止まっていなかったようだし、ブルックリンの自宅を出た時には空はすっかり晴れ渡っていたので、全く疑問を抱かずに地下鉄の駅に向かった。が、いつも利用しているFラインは運行停止中。それならば別の路線を試そうと、バスに乗ってRラインの駅まで行くがRも停止、そのままバスに乗り続けてA、Cラインの駅まで行くがそこでも停止中…。駅周辺は地下鉄に乗れなくて困り果てた人々がストリートに溢れている。
この時分からニュース報道では、「地下鉄は機能していないので家に居るように」と呼びかけていたらしいが、いちど外に出てしまうと、そういう情報は全くつかめない。地下鉄の職員も状況を全く把握していないので何の役にも立たず。とにかくマンハッタンまで行けば何とかなるかと、そのままバスに乗り続けてブルックリン・ブリッジの手前まで行き、橋を歩いてマンハッタンへと渡ることにした。
マンハッタンとブルックリンを結ぶ橋の一つ、ブルックリン・ブリッジは歩いて30分ほどの長さ。摩天楼を眺める景色のすばらしさと、橋の美しさで観光客も多く訪れる。
暑い日だったが朝の爽やかな空気と、イーストリバーが広がる風景と、高層ビル群の景色に心を奪われ、初めて歩いたブルックリン・ブリッジに興奮し、しばしNY地下鉄への怒りは忘れてしまった。この景色があるからニューヨーカーは多少のことは許してしまうんじゃなかろうか…。地下鉄が止まらなければ、今日この景色をこんな風に眺めることもなかったと思うと、まあいいかという気になってしまった。
さて、マンハッタンに着いたはいいが、相変わらず地下鉄はどこもかしこも停止していて、ストリートは為す術もなくさまよう人々でごったがえしていて移動もままならない。
もう歩くのも疲れたので、ぎゅうぎゅう詰めのバスに無理やり乗り込み、もみくちゃになりながらもなんとかオフィスまで歩ける距離まで移動。
ようやく会社に着いた時には、家を出てから3時間経っていた。
そういえば、ちょうど4年前の北米大停電の時には、2時間半かけてオフィスから自宅までの道のりを歩いて帰った。その時は、ふだんは歩行者は通れないマンハッタン・ブリッジを渡った貴重な体験だった。
地下鉄がマヒした時にはもう歩いた方が早いということを、今回は学んだ。
» Return
Posted by 尋
|
Comments [0]
|
Trackbacks [0]
▲ top
» Billy's BootCamp [ Journal
]
8月最初の業務週報。
7月30日にサマーセールが終了して、今週はこの夏一番の忙しさとなった。特別セールを行うと期間終了間際にオーダーがどっと増えるため、終わった直後がいちばん忙しくなる。
7月29日に幕を閉じたばかりの今年のサン・ディエゴのコミコンのニュースを見ていたら、ふとThe New York Anime Festivalのことを思い出し、ウェブサイトをチェックしたところすでにパスの受付を開始していたので、社員全員分のレジストレーションを済ませておいた。
業界関係者(販売店、バイヤー、図書館や教育関係者、ライセンス関係者、出版者などなど)は、プロフェッショナル・パスを無料で発行してもらえる。申し込みはレジストレーション・フォームに必要事項を記入し、FAXで送るだけ。パスの発行に関しては内容審査があると書いてあったのだが、FAXして数分で受付完了のメールが来た。後から気がついたのだが、フォームのほかにビジネスカードと業務内容をリストした書類が必要だったようだ。が、結局そういうものは無くても問題ないらしい。
とにかく余裕を持ってレジストを済ませて安心。あとは当日忘れずに会場に行くのみ。(なにしろ4ヶ月も先のイベントだ…)

金曜日には、ビリー・ブランクスのDVD3枚とビリー・バンドが付いたボックスセットが久しぶりに入荷。1ヶ月以上もバックオーダーになっていた商品だが、今回の入荷分はすべて発送済で、またまた品薄状態。日本で大流行しているらしい。
「Billy's BootCamp」というエクササイズについては、日本から問い合わせがあるまで全く知らなかった。ビリー・ブランクスなぞこちらで聞いた事もなかった名前なのに、日本で流行っているしているというのは不思議な気がした。
調べてみたら、アメリカでは数年前からこのシリーズのDVDが出ており、TVショッピングでグッズ類も販売されている。その頃はそこそこヒット商品だったのだろうが、特に全米でブームになった様子はないし、飛びついたのはおそらくフィットネス・マニアだけだろう。
最近、ことあるごとに「ビリー・ブランクスって知っている?」と聞いて回っているが、いまだ彼の名を知っている人には出会っていない。
BootCamp DVDを試したというユーザーレビューを読んでみたら、「きつすぎて初心者には向かない」という意見が多かった。
さまざまなダイエット関連商品やらデザートやらが全国で大流行する日本とは違って、猫も杓子も何かに夢中、という現象はアメリカではなかなか起こらない。日本の国土面積はカリフォルニア州ほどものだということを考えれば、地理的な難しさは簡単に想像がつく。人種によって習慣や考え方も全く違うし、体格や体質は根本的に違っている。
日本でのBootCampのブームは、全米でビリー・ブランクスのDVDを品切れ状態にしてしまったようだから、すさまじいものがある。
» Return
Posted by 尋
|
Comments [2]
|
Trackbacks [0]
▲ top