0710

NYフィル野外コンサート [ NewYork ]

Concert In the Parks年に一度、クラシック・コンサートに行く日がやってきた。NYフィルが毎年この時期にやっている”Concerts In The Parks”には、ニューヨークに住むようになって以来、毎年欠かさず行っている。
場所は家から徒歩1分の公園。もちろん入場無料。
ワインとオツマミを持ち込み、ステージの真ん前の芝生にピクニックシートを敷いて陣取る。
コンサートの前半はゆっくり飲みながら楽しみ、真っ暗になったら寝ころんで夜空の星を眺めながら聴く。
タダで、ワイン持ち込みOKで、しかも寝ころんで楽しめるクラシックの生演奏なんて、そうそうない。
このコンサートは例年ブルックリンを皮切りに、セントラル・パーク、クイーンズ、スタッテン・アイランド、ブロンクスの公園を回るのだが、集まる人数が桁違いに多くて混雑するセントラル・パークよりも、家族連れが多く、こじんまりしてのんびりしたブルックリンでの公演が気に入っている。
今年の演奏曲は、ベルリオーズの”Le corsaire Overture”、メンデルスゾーンの”Violin Concerto in E minor, Op.64″、チャイコフスキーの”Symphony No.6 in B monor, Op.74
Pathetique”。


このコンサートがあると、いよいよ本格的な夏だなと思う。
7月に入ってアメリカ社会全体が大いに夏休みボケしているようだ。まず朝晩の地下鉄が一気に空いた。それだけ人々が働かないのだ。ニューヨーカーはリゾート地に逃れ、反対に街は観光客で溢れている。
アメリカのビジネスは夏の間が一年でいちばんスローになる。誰もが仕事や生活はそっちのけでバケーションのことばかり考えている、という感じ。この空気は9月第一週のレイバー・デイの祝日まで続く。
私の担当している仕事では、例えば梱包材の発注とか、取引先との契約更新とか、商品問い合わせをするとか、雑務的なことで相手先の対応が遅かったり、出した依頼が忘れられていたりと、なにかとつまずくのがこの時期。
このコンサートは、そんな日々のこまごました問題をすっかり忘れられるひとときだ。
夜8時から始まった演奏は10時過ぎまで続き、その後、夜空に花火が上がった。


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