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» ブラック・ダリア [ Movie ]

The Black Dahlia原題:The Black Dahlia
Loews Kips Bayにて。
2006年ブライアン・デ・パルマ監督作。ジョシュ・ハートネット主演。

1940年代のロサンゼルス。身体を真っ二つに切断され、口元は耳まで切り裂かれた女性の惨殺死体が発見された。女優を目指しながら夜の街で働いていた彼女は、漆黒の髪を持ち、いつも黒いドレスを着ていたことからブラック・ダリアと呼ばれていた。事件の捜査に当たったのは、元ボクサーで警官のチャリティー試合で交戦した二人、バッキー・ブライチャート(ジョシュ・ハートネット)とリー・ブランチャード(アーロン・エッカート)。リーの恋人・ケイ(スカーレット・ヨハンソン)を交えて微妙な友情を維持しながら、二人は事件の解決のため奔走する。やがて捜査線上でダリアが出演しているポルノ・フィルムの存在が明らかになるが、事件はロサンゼルスの闇に散らばるばらばらのパズルピースの如く、なかなか解決への糸口に繋がらない。
そして、リーは死んだ妹と被害者をダブらせて不眠不休で捜査に没頭し、バッキーはダリアにそっくりの大富豪の娘マデリン(ヒラリー・スワンク)との情事にのめりこんでいく・・・。

「L.A.コンフィデンシャル」のジェイムズ・エルロイ原作、ロス暗黒史四部作の第一作。正直なところ理解不足で感想らしき感想も書けないのだけれど、これはこれで映画を観た体験談としてブログに記録しておこうと思う。

公開前の期待が大きすぎたせいもあるだろうが、本作は評論家からも映画ファンからも評価は低く、それを承知の上で観に行った。それほど難しくもないストーリーをフィルム・ノワール調の凝った言い回してセリフ化しているから、展開を追うのが困難で内容は半分ぐらいしか理解できなかった気がする。映画館で隣に座っていたアメリカ人老夫婦も同じだったようで、「今、何て言ったの?」「今の何を説明したの?」「今のは誰?」と二人で聞き合っているのだが、お互い首を傾げるばかり。おまけに眠気を誘うほど最初から最後まで一本調子。「バカバカしい」と言って途中で退席する人が出るほどの冷め切った客席は久しぶりだった。だからミステリー映画としての興奮度は低く、その点でも消化不良に終わってしまった。

主演のジョシュ・ハートネットは、「ラッキー・ナンバー・スレヴィン」では表現に抑揚があって良かったと思ったら、今回は演技に工夫も無くて限界が見えてしまった気がする。相棒役のアーロン・エッカート、その恋人役のスカーレット・ヨハンソンは雰囲気にぴったりはまっていて良いのだが、ヒラリー・スワンクのキャスティングは疑問が残る。ミステリアスなイメージはあるが、ダリアにそっくりな顔立ちでバッキーを誘惑するという役目はピンと来なかった。そのダリア役はTVシリーズ「24」で謎の暗殺者を演じているミア・カーシュナー。彼女とヒラリー・スワンクが瓜二つだというのには無理がある...。

いずれにしても、DVDが出た時にじっくり観直そうと思う。

Posted by 尋 at 2006年09月24日 15:01
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Tracked on 2006年10月18日 06:29
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