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» DVD特典映像のゆくえ [ Buzz ]
7月20日〜23日にサン・ディエゴで行われていたコミコン、San Diego Comicon InternationalのDVD製作関係者たちのパネルで、「HD DVD、Blu-rayの両ハイ・デフ次世代ディスクに特典映像は必要か」ということが話題になっていたというニュースを読んだ。こんなことが問題になるのは、DVDの特典映像を作るのにはかなりコストがかかるのに対し、それだけのメリットがあるのかどうかが不透明だからだ。大手メーカーの関係者の中には、特典映像は時間もお金もかかるので、もうやめてしまいたいと考えている人もいるようだ。
最近の新作DVDは、本編だけの「通常版」とボーナスディスク付「特別版」等、エディションを分けて価格差をつけてリリースする傾向もある。特典には興味がないから少しでも安い方がいいという人には通常版があったほうがより多く売れるのだろう。メーカーはそれぞれの売れ行きを比較して市場を分析することもできる。
次世代ディスクから特典映像は消え得るだろうか?既に発売済みの次世代ディスクはというと、HD DVDでは、SD(従来のスタンダード・デフィニションディスク)と特典収録内容が全く同じであるタイトルが大部分で(「コンスタンティン」にはHD DVD特有の特典あり)、Blu-rayは特典映像が極端に少ないのが一般的だ。ただ、特典映像が少なめなのはSDが出始めた頃と同じ状況で、新フォーマットがもっと普及してくれば収録内容もユーザーの要望に沿うように徐々に変わってくるだろう。
だいたい、DVDから特典映像を完全に取ってしまう事なんてあり得ないと思うが・・。特に次世代ディスクは大容量になってより多くの特典収録をユーザーが期待しているという理由もあるが、それよりも、一本一本の映画ができた背景を含めて大切に楽しみたいという気持ちがある。本編を90分間観てそれでおしまい、で済ませようなんて寂しすぎるからDVDの特典が嬉しいのであって、一本終わったらすぐまた次の一本と、ただ流して観ていくような人はそもそもDVDを所有したりしないだろう。
3年前にブエナ・ビスタが「ez-D」というディスクでいくつかのタイトルを発売したことがあった。この特殊なディスクはパッケージを開封してから48時間以内に限って再生が可能で、48時間経つと自動的に消滅、ではなく再生ができなくなるという完全な使い捨て。価格は通常のDVDの半額以下だった。返す手間がかかるレンタルに代わるものとして開発されたようだが、大失敗に終わったのは言うまでもない。これにはメーカーとユーザーの考え方のギャップにあぜんとしたものだったが、DVDに特典は必要なのかどうか?という議論を聞いて、今日またこの「ez-D」のことを思い出していた。






