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» The Matador [ Movie ]
The Matador (Widescreen)
2006/7/4発売 米国盤DVD
2005年リチャード・シェパード監督作。ピアース・プロスナン主演。
プロの殺し屋として長年のキャリアを持つジュリアン(ピアース・ブロスナン)は、そろそろ中年にさしかかり仕事も人生もスランプ気味。楽しみは酒と女だけ、住所不定で依頼があれば世界中どこへでも出かける生活に疲れを感じていた。メキシコでの仕事を終えた誕生日の夜、気軽に電話をかける友人もいないジュリアンはホテルのバーに向かう。バーの客は見るからに平凡なサラリーマンのダニー(グレッグ・キニア)ただ一人。ジュリアンとダニーは少しの間会話を交わすが、ジュリアンの軽薄な態度に腹を立てたダニーは怒ってその場を去ってしまう。翌日、お詫びのしるしにとダニーを闘牛場に誘ったジュリアンは自分の秘密を明かし、やがて二人の間に奇妙な友情が芽生えるのだった・・・。
「007」シリーズのジェームス・ボンド役を引退したピアース・ブロスナンが、くたびれた中年殺し屋をノリノリで演じた痛快コメディ・ドラマ。
「007」からがらりとイメージを変えてコメディに出演のピアース・ブロスナンがすごくぴったり来ていて、役どころの広さをアピール。下っ腹が出た中年男がビキニの水着とブーツ姿で、ビールを飲みながらホテルのロビーを歩く姿なんてのも披露してしまう。強くてスマートな役ばかりやってきた二枚目俳優がいきなり情けない男を演じるとちょっと惨めに見えてしまいがちだが、このピアース・ブロスナンはよれよれの殺し屋を演じてもじゅうぶん魅力的。殺し屋って本当はつらいんだろうなあ、という同情心さえ湧いてくる。その孤独な殺し屋を受け止めてくれるのが生真面目顔のグレッグ・キニア。この意外なキャスティングが絶妙にマッチ。ダニーの妻を演じるホープ・デイビスも含めて、映画監督としては無名に等しいリチャード・シェパード監督が的確な演出でキャストの様々な表情を引き出している。
ピアース・ブロスナンあってこそ成り立っているような映画だが、ストーリーはちょっとしたツイストを効かせた予想外の展開もあって結構楽しめる。ただし結末はもっと詳細に観たかった気がするので、非常に惜しいところ・・・。
DVDは5.1ch音声の意外な迫力に驚いた。コメディだと思ってボリュームを高めに設定していたら冒頭の爆発がすさまじい大音響。映像は色を強調したような鮮度の高い発色。全編安定した高画質でクリアー度、人肌のリアル感も優秀。字幕は英語とスペイン語を収録。
特典として、監督コメンタリー、監督、ピアース・ブロスナン、グレッグ・キニアの三人が参加のコメンタリー、メイキング、カットシーン、監督へのラジオ・インタビュー、予告編を収録。






