0621
» 夏至 [ Journal ]
ニューヨークの夏は暑い。
特に都会のアパートは風通しが悪いので外よりも部屋の中の方が暑い日も多い。だからニューヨーカーは夏になると、「外で食べる」ことが多くなるのだと思う。
外で食べると言っても色々ある。
この間の週末は30度を超える暑さになったので、土曜も日曜も夕飯時はすぐ近くの公園に行った。そこはセントラル・パークに似た公園だが(設計者は同じ)、バーベキューが許可されている数少ない公園の一つ。但し火を使っていいのは指定された「バーベキュー・エリア」のみなで、そこはいつもラテン系ファミリーの団体が大パーティをしていてやかましく、スペースも無いし、ごみごみしている。
だからバーベキュー・エリアを離れて火気厳禁の芝生でバーベキューをすることになるが、パーク・レンジャーやNYPDが見回りに来ても黙認してくれるのだ。ついでにアメリカは公共の場所でアルコール類を飲む事も禁止されているが、それも大目に見てくれるのが嬉しい。
土曜はありきたりだがバーベキューをした。日曜は気合いを入れて天ぷら鍋にカセットコンロまで運び、青空の下でなんと天ぷら。芝生や木々の広がる緑の中では食べ物は何でも美味しい。
昨日は帰宅したのが遅かったので、近所のタイ・レストランで夕食。今、ニューヨークでどんどん増えているアジア料理と言えばタイで、アメリカ人にも大人気。火曜日なのに客足は絶えず、ずっと満席状態だった。
ニューヨークのレストランは夏にはバックヤード(裏庭)をオープンしたり、歩道にテーブルを並べるところも多い。すぐ脇を車が頻繁に通るような排気ガスで汚れた空気の中でも構わず、アメリカ人はとにかく外で食べるのが好き。
何しろ歩きながらだって、ビルの敷地の植え込みのところだって、地下鉄の駅だって電車の中だって、アパートの入り口の階段でも、好き勝手なところで食べている。
今夜は爽やかな夕焼けに誘われて、アパートの屋上に出て夕食にした。近くに高い建物がないから、屋上に出ると360度、空を見渡せる。ずっと遠くの方にマンハッタンのビル群、反対側に夕焼け空と飛行機雲を見ながら、家庭の夕食となる。
防犯と安全確保のため本当はアパートの屋上への出入りは禁止されているのだが、常識の範囲内でやっていれば咎められることもない。
ちょっとした屋外が、夏にはまさしく都会のオアシスになる。






