0512
» M : i : III [ Movie ]
原題:Mission: Impossible III
Loews Kips Bayにて。2006年J・J・エイブラムス監督作。トム・クルーズ主演。
スパイ活動の現役から退いたイーサン(トム・クルーズ)は、今では恋人ジュリアとの結婚を真剣に考えるほどの平穏な日々を送っていた。しかし、婚約パーティの最中、IMFのジョン(ビリー・クラダップ)に電話で呼び出されたイーサンは、かつて自分が育て上げたエージェント、リンゼイ(ケリー・ラッセル)がベルリンで人質になっており、事件には武器や情報を世界的に操る影の権力者、オーウェン・デヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)が関わっていることを知る。イーサンは、かつての仲間ルーサー(ヴィング・レームズ)、トランスポーテーションのエキスパート、デクラン(ジョナサン・リス・マイヤーズ)、バックグラウンド・エージェントのヂェン(マギー・Q)とチームを組み、リンゼイ救出作戦に乗り出す。
ハリウッド夏の映画シーズンの幕開けとなったトム・クルーズ主演の「ミッション・インポッシブル」第3弾。監督のJ・J・エイブラムスは、「アリエル」「ロスト」などヒットTVシリーズのクリエーターの一人で、今回は映画監督としてもデビューを果たした。
見どころは派手なアクションと陰湿な悪役を演じたフィリップ・シーモア・ホフマン。リンゼイ救出作戦はほんの序章に過ぎず、映画は舞台をバチカン、上海へと移しながら、敵の拘束、武器の略奪、そしてもう一つの救出作戦が壮大なスケールで展開する。
バチカンのシーンは映像も奇麗でドラマチックなスリルを味わえるが、後半は派手なアクションの連続だけになってしまい、プロットが単純でありきたりな「普通のアクション映画」に近くなってしまった。前2作と比べると、いかに厳格なセキュリティを突破するかといったスパイ映画が面白味を発揮するディテールも物足りない。
ハリウッドが巨額の費用を投じて製作したプロフェッショナルなアクション映画の典型で、可もなく不可もなく・・・。一秒を争う作戦現場で、あのラテックス製の変装マスクがどうやって製作されるか明かされるシーンが一番面白かったところだろうか。






