0405

過ぎ越しの祭 [ NewYork ]

朝、会社に向かう地下鉄に乗ろうとしたら、車内がいつもより空いていることに気がついた。はて今日はジューイッシュ(ユダヤ教徒)の祝日だったかな?と思いつつ電車に乗り、新聞を開いてみて、パスオーバー(過ぎ越しの祭)というユダヤ教の三大行事が今夜から始まることを知った。
ブルックリンにはユダヤ教の人たちが集まる住宅街があり、いつも通勤に使っている地下鉄の路線はジューイッシュの利用者が結構多い。ぶつぶつ言いながら熱心に聖書を読んでいる人が必ずどの車両にもいるものだ。信心深い彼らは、ユダヤ教の祝日はきっちり仕事を休むのでいつもより電車が空いている。パスオーバーは、紀元前約13世紀のエジプト脱出と奴隷解放を祝う重要なお祭りだ。


去年のパスオーバーの日、会社に行ったら天井から水が少し滴っていた。上の階のラジエーター(ヒーター)から水が漏れているのだろうと思い、すぐビルのマネージメント会社に連絡したところ、係の人が真上のオフィスの様子を見に行ってくれたのだが、運悪くそこがユダヤ系の会社でその週は完全休業中。すぐには対処してもらえず、係の人はバケツを置いただけで去っていった。
うちのオフィスの天井はペンキがはがれ落ちてきて、しかも自分のデスクのすぐ脇だったのでたまったものじゃなかった。
今年はこれだけ暖かいし、ヒーターも止まっているから大丈夫、と思っていたら、快晴だった空がみるみるうちに暗くなってきて、お昼前にはついに猛吹雪となった。4月になってこんな大雪が降るとは!
ふと気がつくと、ラジエーターが暖かくなっていたのでぎょっとする。ヒーターを点けるほど寒くないのに。(全館暖房なので管理会社の判断でヒーターが稼働する)ここ数日は暖かくてヒーターは止まっていたのだが、しばらくぶりに入ると水漏れがしやすいなんてことはないだろうか?と心配になって天井を見上げた。
天井は去年の水漏れのシミと、はげ落ちかけたペンキが修理されないまま放置されていた。


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