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» 「ブロークバック・マウンテン」とWal-Mart [ Buzz ]
来週発売になる米国盤DVDの中で、ダントツの注目を集めている「ブロークバック・マウンテン」。
このDVDを巡って、キリスト教の政治団体であるAmerican Family Association が、大型ショッピング・ストアのWal-Martに対して文書で抗議活動を始めたという業界ニュースを読んだ。
抗議の理由は、「『ブロークバック・マウンテン』は家族で観る映画として不適当で、Wal-Mart がこのDVDを販売することはWal-Martの家族主義に反するものだ」というもの。この映画で描かれているゲイ表現を問題視しているのは言うまでもない。このキリスト教団体の代表者は、「Wal-Martは、最近はかつてのように家族的なお店ではなくなってきている」とコメントしていて、団体のメンバーにもWal-Martのマネージャー宛に手紙を書いてクレームするよう呼びかけている。
抗議に対してWal-Mart側は、「『ブロークバック・マウンテン』のDVDを販売することで特定のライフスタイル(=ゲイ)を支持するものではない。」と反論。
4月4日発売予定の「ブロークバック・マウンテン」のDVDは、Fantasium には明日にも入荷予定だが、発売間際になってそんな抗議活動が起きるとは驚いた。本作品は公開時にもアメリカ各地で抗議運動が起きていたし、抗議先がメーカーのユニバーサルというのならまだ分かるが、ファミリー・フレンドリーであるはずのWal-MartがゲイのDVDを売るのは間違っている、という理屈なのだから面白い。
いかにアメリカ人がWal-Martに頼りきって生きているというか、Wal-Martを中心に生活していることの証明みたいなものだ。確かにアメリカの郊外ではショッピング・センターはライフラインみたいなものだし、相当根強いゲイ差別もある。だからと言って、Wal-Martにも商品は入荷し始めている頃だし販売を止めるとは思えないが、宣伝を抑えるぐらいの効果は期待できるかもしれない。
ところで、「ブロークバック・マウンテン」のDVD仕様詳細が発表されたのは僅かに2週間前のこと。アカデミー賞作品賞の有力候補ともなって劇場公開が延長されたため、ユニバーサルがDVDの発売発表やプロモーション時期をわざと遅らせたのだ。
このDVDには特典映像にヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールが役作りについて語り合うメイキング映像があるそうなので、楽しみだ。






