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» 16 Blocks [ Movie ]

16 BlocksLoews E-Walk 13 にて。2006年リチャード・ドナー監督作。ブルース・ウィリス主演。

NYPD(ニューヨーク市警)のベテラン刑事ジャック(ブルース・ウィリス)は、シフトを終えたある朝、軽犯罪で拘置所に居るエディ(モス・デフ)を10時までに裁判所に護送する役目を引き受けることになる。エディは、何らかの事件の目撃者として証言台に立つことになっているのだ。マンハッタンの拘置所から裁判所までは僅かに16ブロック -- だが、ジャックがちょっと目を放した隙にエディは何者かに襲われ、危機一髪でジャックが助けに入る。しかし、エディの命を狙ったのがかつてのパートナー、フランク(デヴィッド・モース)だと知ったジャックは、フランクを裏切ってエディを救い、自らがNYPDに追われながらもエディを裁判所に送り届けようとする・・・。

「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー監督の最新クライムアクション。物語はここまでストレートでいいのかと思うほど単純明快。警官汚職に絡んだ裁判の揉み潰しを背景に、良心の呵責に目覚めた不死身の刑事と、おしゃべりな黒人犯罪者の2人組がマンハッタンのストリートで大アクションを繰り広げながら裁判所を目指すというもの。

事件の背景はありきたりでひねりがないし、呑んだくれの疲れた白人刑事と話し好きな黒人犯罪者という組み合わせもワンパターンだが、アクションの展開やカメラワーク、編集はさすがにベテラン監督の手によるもので隙のない仕上がりで安心して楽しめる。観ている間はしっかり興奮していたが、あまりにまとまりが良すぎて突出したものはなく、強烈な印象を残す映画というわけではなかった。追われる証人を守ってラストはバスで大暴れという展開はクリントウッドの「ガントレット」のリメイクみたいだと指摘もされている。

今回は、ニューヨークのダウンタウンでのふんだんなロケシーンを見るのも楽しみの一つだった。拘置所の16ブロック先にある、マンハッタン南部に位置するシビック・センターと呼ばれるエリアを目指し、朝8時過ぎに出発。普通に歩いて1ブロック1分として約16分の距離として、時間はたっぷりある筈だが、NYPDに追われながら10時のタイムリミットぎりぎりまで奮闘する。16ブロックを真っ直ぐ進んで行くのかと思ったら、チャイナタウンの道路は渋滞、歩道はものすごい人ごみ、途中で路線バスに立てこもる羽目になるなど、2時間弱を費やして、キャナル・ストリート近辺をぐるぐる巡る展開になっていった。経路については、オフィシャル・サイトにGoogle Mapを使って詳しく解説されている。トップページの[Explore "The 16 Blocks"]のアイコンをクリック、開いたページのタイムラインをクリックしていくと二人がマンハッタンのどの辺りを走り回ったかがよく判る。劇場で観る際におおまかな地図を思い出しながら観るのも一興だろう。
ダウンタウン・ブロードウェイやチャイナタウンで見慣れた風景がいくつも登場したが、この辺りは平日でも活気に溢れた地域で、いわゆるニューヨークらしい景色というよりただの人ごみだったとも言えなくもない。

公開翌日の土曜の夕方、タイムズスクエアの映画館はほぼ満席。場所柄年齢層が低く、まじめに映画を観る姿勢に欠ける客層。アメリカ人はどんな映画でもコメディ感覚で観るのかと疑いたくなるぐらい、ちょっとしたシーンで客席からは笑いが起きる。シリアスなシーンや、じーんとくるようなところで周りが笑うと本当に興ざめ・・・。

Posted by 尋 at 2006年03月04日 21:38
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