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» アカデミー賞対策とDVD [ Buzz ]
アカデミー賞の授賞式がいよいよ来週の日曜日。アカデミー賞のスケジュールはDVDの売り上げに大きく関わってくるから、オスカーの行方はDVD業界でも大いに注目している。
ノミネート関連作の中では、2月28日に「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」がフルスクリーン盤、ワイドスクリーン盤、2枚組コレクターズ盤の3種類が発売されるが、FOXがこれらのDVDをリリースするにあたって、意図的にDVD発売のアナウンスを遅らせており、DVD業界でちょっと話題になっている。
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の発売の噂は1月20日頃から流れていたが、FOXはなかなか発表せず、ようやく正式な発売日を含めたDVD仕様詳細が公表されたのが2月6日のこと。発売の僅か3週間前だ。
ハリウッドのヒット作は、通常は発売の2〜3ヶ月にアナウンスされる。小売り店は発売日が分かると商品の宣伝対策を考えたり、販売数を見積もりをしたりして、だいたい発売の一ヶ月前に設定されている「予約期限日」(この日までの予約分は発売日までの納品が保証される。但し予約期限日以降も予約は可能)までに予約発注をまとめるという手順があるが、FOXの設定している「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の予約期限日は、1月31日。正式発表があった時には既にその予約期限を過ぎていたことになる。
アカデミー賞のノミネートが発表されたのが2月1日だから、どうやらノミネート効果による映画館での興行収入を期待して、わざとDVD発売のアナウンスを遅らせたようだ。11月末に公開された「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」は、現在も劇場で上映中。このまま興行成績を伸ばすため、DVDのリリース発表はできるだけ伏せておきたかったのだろう。
実際、FOXは、1月20日以降この作品の上映スクリーン数を全米で713も増やしていて、興行成績順位も先々週は13位、先週は12位と、公開14週目にして上昇している。
困ったのはDVDの小売店側。2月6日に発売が分かっても、2月28日の発売までに準備や宣伝ができる期間があまりに短く、予約数が期待できない。Fantasium でも2月7日付の「うわさのうわさ」にニュースを掲載したばかりで、今週にはもう入荷しているという状況だ。
興行成績を伸ばしたいなら、DVDリリースは公開終了後まで遅らせればいいものを、DVD発売日はアカデミー賞の授賞式効果を狙って設定された様子。主演のホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンがゴールデン・グローブ賞をダブル受賞し、オスカーの有力候補にもなっているから無理もないことではあるが。
という訳で、今なら、映画館で観るか、DVDで観るかのチョイスがある。どちらにするかは、アカデミー賞の授賞式を見てから決めるつもり・・・。






