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» レップ問題 [ Journal ]
朝、I社のセールス・レップ(Sales rep = 営業担当者)の一人から電話がかかってきた。I社は業界大手の卸業者で、数は多くはないがうちも取引をしているが、これまでうちの会社を担当をしてくれていたレップが会社を辞めたので、新しいレップが挨拶の電話をかけてきたのだ。
転職の激しいアメリカ社会では誰もがいきなり辞めてしまってもおかしくない、ということはこれまでにも何度か書いてきた通り。おまけに仕事の引き継ぎはほとんど行われない。
午後、DVDメーカーのJ社から新作案内のEメールが届く。セールス・レップらしき差出人の名前が、どこかで見覚えがあると思ってしばらく考えたら、ついこの前まで、別のメーカーであるN社にいた人だった。多分キャリアアップのために転職したのだろう。たいていは経験を積んだ分だけ転職する度に給料も上がっていくのだ。J社は新しい会社だし、ヘッドハンティングかも。何だか笑ってしまった。
夕方、今度はB社のセールス・レップに連絡をする用事ができた。B社には毎日大量のオーダーを入れているのだが、長年の間に溜まってしまった不要なバックオーダーを整理していたら、キャンセルしてもらうべきものが結構出てきたのだ。
ところが、B社のセールス・レップが誰だっただのか、すぐさま思い出せない。ここ一年ぐらいの間でレップが何度か代わっていて、その都度手帳に名前と電話番号を書いていたのだが、交代の度に書き直していたらもうよく分からなくなっていた。
セールス・レップは営業担当で日々のオーダーのお世話をしてくれるのだが、最近はインターネットでオーダーやアカウント管理が行き届いているから、直接セールス・レップとやりとりしないといけない程の用事はほとんどないのが現状。
とにかく、セールス・レップの名前を調べるために過去のEメールを探しいるうちに、自分が大きな勘違いしていたことに気がつく。B社はそれぞれ部署別にうちの会社の担当がいるのだが、セールス・レップの人をクレジット・レップだと思い込んでいたのだ。
・セールス・レップ:ジェニファー。営業担当で、日々のオーダーのケアをしてくれる人
・クレジット・レップ:ターニャ。会計担当で、インボイスや支払いの管理をしてくれる人
この2つのレップは全く違う部署で完全に違う種類の仕事をしてくれているのだが、自分はここ数ヶ月、セールス・レップのジェニファーがクレジット・レップだと思い込んで請求書などに関する質問をし続けていた。ジェニファーに聞くと回答を貰えるまでに数日かかる。やれやれ、やたらトロいクレジット・レップがついたものだ、と思っていたところだった。
ジェニファーにしてみれば、本来は自分の仕事でもない請求書のことを聞かれて仕方なくクレジット・レップのターニャに連絡して、それをフィードバックするという橋渡しをしてくれていたのだから、時間がかかっても仕方のないことだった。
こんな勘違いも、セールス・レップやらクレジット・レップやら、アウトサイド・セールス・レップというのまでいて、入れ替わり立ち替わり担当が代わるからいけないのだ。ひどい時には一度も話をすることすらなく辞めていく人もいる。
今日、初めてジェニファーにセールス・レップとしてやってもらうべき仕事を依頼した。バックオーダーのキャンセル。キャンセル・リストはかなりの量がある。
Eメールでジェニファー宛にそのリストを送った。
10分後、「キャンセル完了」との返信。
すごく仕事の早いジェニファー、今まで勘違いしていてゴメンナサイ。






