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» コープスブライド [ Movie ]
Tim Burton's Corpse Bride (Widescreen)
2006/1/31発売 米国盤DVD
2005年ティム・バートン、マイク・ジョンソン監督作。ジョニー・デップ主演(声)。
19世紀ヨーロッパのとある村。明日にはビクトリアとの結婚が決まっているビクターは、結婚式のリハーサルでうまく事を運べずにドジを踏んでしまう。ビクターは一人で森へ行き、結婚式の練習を始める。しかし、彼が誓いの言葉を述べ、地面から突き出ていた枝に指輪をはめた途端、死体の花嫁が蘇り、ビクターは死の世界に引き込まれる・・・。
ティム・バートン監督がロシアの民話を題材にストップモーションで魅せるダーク・ファンタジー。1秒の撮影に12時間を要したという究極のパペット・アニメーションとしても、生と死をテーマにした一本のドラマとしても、高く評価されるべき作品だろう。ビクターにジョニー・デップ、コープスブライドにヘレナ・ボナム=カーター、ビクトリアにエミリー・ワトソンなど、声の出演も豪華キャスト。
同じくティム・バートンの原案とプロデュースによる「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993) と比べると、パペット・アニメーションが格段と進化したことが分かる。DVDの特典映像に大まかにではあるが解説されているが、顔の筋肉を微妙に動かして表情を豊かに作ることが可能になっていたり、パペットがピアノを弾くシーンが驚くほどに自然にでき上がっている。主要パペットの顔の部分はそれぞれ13個作っていくつかのシーンを同時撮影されているが、表情別に無数のジャックの顔を用意する必要があった「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」とは違い、パペットそのものがちゃんと表情を変えられるようになっているのだ。
キャラクターたちの姿があれほどデフォルメされていながら、歩く仕草から顔の表情までの細かい動きによって、ものすごくリアルに見えることにも驚いた。ファンタジーをいかにリアルに感じさせ、観客をその世界に引き込めるかどうかというところが、見て楽しむだけのストップモーションで終わってしまうか、一つの物語として観客を魅了できるかの決め手になるのかもしれない。ダイナミックながらにスムーズに流れるカメラワークも確かな演出も見事!やはり、ティム・バートンのストップモーションは圧巻だ。
DVDの画質は、デジタル撮影された細部の表現や、中間色の再現に優れた高画質。カラフルな死の世界と、モノトーンの生の世界はそれぞれ違った味わいがあり、淡いトーンの美しさが見どころ。ダニー・エルフマンによるサントラ音声は、安定した最高のクオリティを全編で維持。シーンによってサラウンドが大活躍する。ややセリフ音が低い気がしたが、言葉は明瞭。
DVDの特典映像は、8つのメイキング、ミュージック・オンリー・トラック、劇場予告編を収録。メイキングはどれも3〜8分程度の短いものだが、制作舞台裏を幅広く見せてくれる。アフレコ風景、ストーリーボード比較、音楽制作舞台裏などがあるが、特にパペットの動きのからくりを説明している「Making Puppets Tick」と、リハーサル映像としていくつものシーンをテストしている映像「The Corpse Bride: Pre-production Galleries」は必見。文句なしのお勧めの一本。






