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ニューヨーク・ビジネスのスピード [ Journal ]

昨日の朝、D社のレップ(営業担当)に会社に来てもらってミーティングをした。
D社はヨーロッパ系の大企業で、過去にも何度か別のレップと交渉をしているが、今まで一度も取引がまとまったことがない。D社が提供してくれるサービスがうちの会社の都合と予算に合わなかったからだが、今回、D社が最近始めた新しいサービスの内容を詳しく説明してもらったところ、価格も内容もこれまでになくうちのニーズに合っていたので、前向きに検討することに決定。
今日、そのレップから契約用の書類一式がEメールに添付されて送られてきた。
この素早さがいい。


D社の新サービスについて問い合わせをしたのは3日前の夜のこと。営業時間外で電話は通じなかったので、ウェブサイトのフォームから問い合わせを送信しておいたところ、翌朝にはレップから電話あり。次の日にはミーティング、今日はEメールでフォローアップという全く無駄のないスピードだ。
同時にほかにも2社、ウェブサイトから問い合わせを送信していたのだが、その2社からは未だに連絡がないのだからその差は歴然としている。
どうもニューヨークでは、ビジネス、特に契約時のスピードが大切なようで、信頼できる会社や仕事のできるレップの対応はとても早い。反対に、ダメな会社はいつまで経っても話が進まないからこんなに分かりやすい事はない。特に最初が肝心で、最初にすべてが決まってしまうとも言える。
ニューヨークのように世界中の人々がビジネスでしのぎを削っている街では、ちょっとのんびりしていたらチャンスを逃してしまうのだろう。先にチャンスを掴んだ会社だけが、生き延びていく。
もちろんこちらの接し方も重要。ニューヨークには聞いたこともないような風変わりなビジネスはいくらでもあるので、D社のような大企業はうちみたいな規模の小さい会社には慎重だ。だから向こうがどんなに急にアポを取ってきても、ミーティングで質問されそうなことの答えは予め用意しておき、必要な資料をくまなく揃えてスキのないところを見せておく。
加えて日本人であることをさりげなく強調する。昨日のレップは日本の事情にも精通していたので聞くまでもなかったが、ニューヨークで長年働いているビジネスマンで、日本人と取引をしたことのない人がいたらモグリだろう。キャリアのあるビジネスマンほど日本人をよく知っているし、日本人というと信頼してくれるから助かっている。
D社のレップからのEメールには即返信して、週明けには返事をすると伝えておいた。書類は今日中にすべて作成。これで月曜に慌てなくて済む。


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