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» キング・コング [ Movie ]
原題:King Kong
AMC Empire 25にて。2005年ピーター・ジャクソン監督作。ナオミ・ワッツ主演。
Bravo! 今年観た映画の中で文句なしダントツの最高傑作!「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が「キング・コング」をリメイクしたとなれば期待せずにはいられず、前日のうちに先月発売された1933年のオリジナル版「キング・コング」を特典映像までじっくり鑑賞、しっかり予習した上で映画館へ。そのお陰で細かい台詞までオリジナル版との比較を楽しことができた。
オリジナル版のプロデューサーであり監督のメリアン・C・クーパーの名前が台詞の中に出てきたり、キング・コングがV-REXを倒すやり方がオリジナル版と同じだったり、原住民の踊りを最後の方に盛り込んだりと、オリジナルへのオマージュがあちこちにあったが、それぞれにオリジナルを愛する監督の気持ちが込められていて良かった。
その映画史上に残る名作も、ジャクソン監督の手にかかれば面白さが何百倍にも増幅され、ドラマ性に深みが増した超大作になる。ストーリー展開、演出、カメラワークや編集、最新VFXのすべてが超一流。オリジナルを尊重しつつ、オリジナルを超える大作にしてしまった監督の才能に、ただただ、感心するばかり。元祖「キング・コング」が好きな人ほどこの映画のすごさを実感するだろう。
導入部分では、それぞれの登場人物と人間関係を丁寧に描いているため、今回は脚本家として登場するジャック(エイドリアン・ブロディ)により人間味が出ているし、船乗りたちの友情を付け加えることでドラマに厚みが出ている。
あらゆる猛獣を相手に戦う中盤は、最新の映画技術による空前のスケール。見せ場に次ぐ見せ場で息つく暇もない面白さ!これでもかと襲いかかる不快な生物には、客席から呻くような声も湧いていた。
そして、何よりもキング・コングとアン(ナオミ・ワッツ)の微妙な感情の動きを存分に描き、胸が締めつけられるようなクライマックスに思わず涙する。ラストシーンでは、後ろの方の席に座っていた女性がナオミ・ワッツと一緒になって「Oh, No!」と涙声で叫んでいた。
上映終了と同時に館内は大拍手、全身を覆うこの上ない満足感。
会社の行き帰りで毎日見ているエンパイア・ステート・ビルも、今夜はより美しく見えた。






