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» クリスマス・ミサ代用DVD [ Buzz ]
12月25日のクリスマスはクリスチャンにとっては最も大切な祝日で、教会では特別なミサが行われることは誰もが知っている習慣だ。毎年、この日はアメリカ大統領夫妻がクリスマス・ミサに参加している映像がニュースで流れ、アメリカがクリスチャンの国であることを再認識させられるのだが、今年はちょっと様子が違うようだ。
全米で8つの大規模な教会が、今年はクリスマスと日曜日が重なったためにミサを行わず、その日は休業することに決定したそうだ。教会側によると、前回クリスマスが日曜日に重なった1994年にはミサへの出席者が激減したこと、家族との時間をより大切にしようという社会的傾向があることがミサを休む主な理由だという。そもそもクリスチャンにとって、日曜日は礼拝日の筈であり、それとクリスマスが重なれば教会に行く理由が倍増しそうなものだが、実際はそうでもないらしい。
今回クリスマス・ミサを中止する大教会は、数こそ僅かではあるが規模が大きいために社会的影響が大きいと考えられるが、大教会ほど宗教的規律に甘く、信者の要望によって柔軟に対応してくれる傾向にあるようだ。
通常の日曜ならば2万人の信者が集まるというある大教会では、ミサを休む代わりにクリスマス向けの物語や神父さんの説教を収録したDVDを事前に配布し、各家族が自宅でクリスマスの祈りを捧げるように呼びかけている。また別の教会では、ミサの様子をネット配信する予定のところもある。あらゆるものがデータ化されている時代ではあるが、クリスマスのミサまでもDVDにしてしまうことには、熱心な信者が猛反発、物議を醸している。
皮肉にも今年はキリスト教関連のDVDの話題が多かった年でもあった。イエス・キリスト最期の12時間と復活を描いたメル・ギブソンの「パッション」が昨年大ヒットして以来、アメリカでは宗教関連の作品がDVDマーケットの一つとして注目されている。つい先月も、ソニー・ピクチャーズがキリスト教色の強いドラマをダイレクトDVD(劇場公開はせずにDVDのみでリリースされる映画)として発売し、教会は僅か100ドルのロイヤリティーを払えばそのDVDを信者向けに上映することができたため、宗教を利用した商品宣伝行為だと批判されていたばかり。
いっそのこと、クリスマスのミサもDVD上映会にしてしまったらどうだろうか・・・。






