1207
» シンデレラマン [ Movie ]
Cinderella Man (Widescreen)
2005/12/6発売 米国盤DVD
2005年ロン・ハワード監督作。ラッセル・クロウ主演。
大恐慌時代、将来を有望視されながら右手の故障によって引退を余儀なくされたボクサー、ジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)は、日雇い労働をしながらどん底の生活を送っていた。ある時、元マネージャーのジョー(ポール・ジアマッティ)が一夜限りの試合の話を持ちかけてくる。ジムは、愛する妻メイ(レネー・ゼルウィガー)や子供達のため、報酬目当てに勝ち目のない試合に臨んだ。しかしそれは、ジムのボクサーとしての奇跡の復活への第一歩となる。
「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード監督とラッセル・クロウが再び組んで、大恐慌時代のアメリカに希望をもたらした伝説のボクサーの半生を描いた感動作。物語の展開はオーソドックスすぎるほどのサクセス・ストーリーだが、ボクシング・リング上での臨場感ある演出と後半の盛り上がりは、観客を飽きさせることなく画面に釘付けにする。ラッセル・クロウとポール・ジアマッティの魅力を存分に引き出している演出はさすがだが、レネー・ゼルウィガーは顔がふくよかなせいか、いまひとつ苦労や生活感が出ていないのが残念。
米国盤DVDは、ワイドスクリーン通常盤、フルスクリーン通常盤、2枚組コレクターズ・エディションと3種が同時発売。今回視聴したのはワイドスクリーン通常盤。全く問題のない安定したクオリティと、十分なコンテンツを提供してくれる優等生的な一枚。画質はノスタルジックな暗めの画面もグラデーションに優れ、5.1ch音声はセリフ重視ながら空間再現が秀逸。
ディスクは両面収録で、片面に本編とコメンタリー・トラック3つ(ロン・ハワード監督、脚本のアキヴァ・ゴールズマン、同じく脚本のクリフ・ホリングワースによる)を収録、もう片面に特典を収録。カットシーン、キャスティング舞台裏、メイキング、ボクシング専門家による作品分析、そして実在の人物を描いた映画には欠かせない、本人の家族へのインタビューを交えながらジム・ブラドックの半生をたどるドキュメンタリーを収録。
さらに特典の一番の注目である、ジムがマックス・ビアからヘビー級チャンピオンの座を奪った試合の映像がある。作家ノーマン・メイラーが登場して、監督、脚本家、プロデューサーを前に試合映像に沿って解説を加えるというもの。最後はよれよれになりながらも、決して諦めずに戦うジムとマックスの実際の姿は、映画とは違う感動があった。






