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サンクスギビング・デー [ NewYork ]

11月の第4木曜は、親類一同揃ってロースト・ターキー(七面鳥)を食べるサンクスギビング・デー(感謝祭)。アメリカでは一年で一番重要な祝日がサンクスギビングだ。
毎年、サンクスギビング前後は世の中が完全にホリデー・ムードになる。一般企業がお休みとなるのはサンクスギビング当日とその翌日だけだが、この週は月曜日から仕事に身が入らない人ばかりで、サンクスギビングの前日は半ドンで済ませるというのが暗黙の了解。旅行や帰省のためのスーツケースをひきずって出社し、朝だけオフィスに顔を出してお茶を濁し、さっさと消えてしまう人も多い。

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集荷トラックの運転手アイブン Part3 [ Journal ]

「明日彼女の写真をみせてやるよ」と言い残していったアイブン。翌日、楽しみにしながら荷物を持っていくと、トラックにはアイブンの姿はなく、代わりにチャイニーズ系運転手が来ていた。翌々日もアイブンの姿はなかった。それから2週間、アイブンは一度も現れなかった。
2週間後の月曜日、いつもの様にトラックに向かうと、トラックには見慣れた姿が。アイブンが戻って来た。向こうもこちらの姿を確認できたのか”Did you miss me?”(俺に会えなくて寂しかったかい?)と叫んでいる。”Of course.”(もちろん)と答えると”You are a lier.”(嘘つき)と言われた。写真を持って来てくれたのかと訊ねると、”I forgot.”(忘れた)と頭を抱えている。すっかり忘れていたようだ。もちろん”You are a lier.”(嘘つき)と言い返してやった。

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集荷トラックの運転手アイブン Part2 [ Journal ]

ある日、突然、「もうお前の荷物は持っていってやらない」と言い出したアイブン。”Why?”と尋ねると、返ってきた答えは、「俺に日本人のガールフレンドを紹介してくれないから」だった。思い起こすと数ヶ月前、自分は夏のバケーションに日本に帰国するという話をした際、「日本からいい子を連れて来て紹介してくれ」と言われたことがあった。よく人のいう「誰かいい人がいたら紹介して」という軽いものだと思い、”OK”と適当に答えておいた。しかし、アイブンは本気だったのだろうか。よく話を聞くと、今まで3人の日本人の女の子と付き合ったことがあるらしい。そして今でも日本人のよく集まるバーやクラブに顔を出しているというのだ。
「そこまで本気だったとは思わなかった」というと、”I’m serious.”(俺は真剣だ)とアイブン。そして以前のガールフレンド、M子さんの話を始めた。M子さんが語学留学生としてアメリカに来ていた時にアイブンと知り合ったが、学校を終えたM子さんは日本に帰国してしまったという。帰る際に、「また戻ってくる」と言い残していったものの、結局戻って来なかった。

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集荷トラックの運転手アイブン Part1 [ Journal ]

Fantasiumのオフィスは、マンハッタンのど真ん中、映画「スパイダーマン」の撮影でも使われたフラット・アイロン・ビルの近くにある。そのすぐたもとにあるマジソン・スクエア・パークの向かい側に、毎日、夕方になると一台のトラックがやってくる。それが郵便集荷のトラックである。
そこにトラックがやってくるのは、4時20分頃。時間は日によって多少前後するが、トラックが到着すると、たくさんの郵便物を抱えた人々が周辺のオフィスからぞろぞろと出てくる。このトラックはただの郵便集荷ではなく、バルク・メールと呼ばれる大量郵便物の集荷専門で、フラット・アイロン・ビル周辺の大量郵便物をまとめて面倒見てくれている。
毎日、4時20分になると、Fantasium のオフィスの窓から顔を出す。オフィスが入っているブロードウェイ沿いのビルの10階からは、フラット・アイロン・ビルを眺めることができる。体を乗り出せば、そこにやってくるトラックの姿も見えるのだ。なにしろ時間がいまいち一定していないので、遅い時には何度も窓から顔を出し、トラックを探す。来ているのを確認したら、EMS(国際速達便)の荷物をカートで運び、一つ一つ受付してもらってトラックに乗せて完了。

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臨時休業 [ Journal ]

アメリカでは一年で一番重要な祝日、11月の第4木曜のサンクスギビング・デー(感謝祭)のホリデーに合わせて、DVD Fantasium も30日まで臨時休業をすることになった。
2年前まで、サンクスギビング・ホリデーの間も普段通り業務を行っていた。いや、行おうとしていた、というのが正しい。実際はほどんど何もできなかった。配送業者が休業するので商品の入荷はストップ。問屋は休日でもやっているだろうと思ったら、どこも軒並お休みで発注を出そうにも電話も通じない状態。かろうじて郵便局だけは感謝祭の当日を除いて稼働していたが、ほかはどこもかしこも休業とあっては、自分だけがどうあがいても仕事にならないのだった。それならば、この機会を利用してスタッフも休暇を取ろうということになった。ほぼ年中無休のオンラインショップではあるが、年に一度の臨時休業となる。
サンクスギビングからクリスマスまでの間は、ホリデー・ギフト・シーズンと呼ばれており、夏のバケーションに次ぐ休暇シーズンだ。街にもそろそろクリスマス飾りが出始めた。11月、12月のアメリカは、盆と正月がいっぺんに来るような楽しい気分になる。


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