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ハロウィン [ NewYork ]

何とも盛り上がりに欠けるハロウィンの日だった。ハロウィンは、もともとケルト人が死者の魂が帰ってくることを祝っていたものが、キリスト教徒に伝わったことが起源とされている。今では大人は仮装パーティを楽しみ、子供たちは仮装して”Trick Or Treat”と言いながら近所の家々を回ってキャンディをもらうのが習慣になっている。
例年は朝から全身仮装して会社に向かう人たちがたくさんいて、その奇抜な姿を目で楽しむのだが、今年はハロウィンが月曜日とあってか、昼間は仮装している人はほとんど見なかった。仮装パーティは週末のうちに済ませてしまった人も多いらしい。夜になって恒例のグリニッジ・ビレッジでの仮装パレードが賑わっていたようだが、TVで見ていてもなにしろ暗くて臨場感が湧かない。
ブルックリンでは、子供たちが”Trick Or Treat”と言いながらキャンディをもらっている姿を見かけた。ハロウィンと言えどニューヨークのような都会では知らない人の家をいきなり訪ねるのは危険だから、子供たちの行き先は、デリ(食料品や日用品を売っている小さな商店)やランドリー、レンタルビデオ屋といったところ。お店の人たちは慣れたものでちゃんとお菓子を用意してくれている。大人が付き添って、もらったお菓子は家に帰るまでは手を付けないこと、生のフルーツ類や手作りの物は食べないこと、市販のお菓子は包装が破れていないか確認すること、などと子供たちに言い聞かせていたりもする。さらに最近は肥満や糖尿病の子供が増えているため、ハロウィンと言えどもむやみにキャンディをあげていいものかという問題もある。将来、医者の診断書や親の承諾書なしではキャンディをあげないことが礼儀になるかもしれない・・・と、サンタクロースみたいな巨大な袋をお菓子で一杯にして歩いている、ちょっと太り気味の子供を見て思った。
Happy Halloween!


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サマータイムが終わる日 [ NewYork ]

今日はサマータイム(Daylight Saving Time)が終わる、一年で一番嬉しい日曜日。
サマータイムは4月の第1日曜日に始まって10月最終日曜日に終わる。この半年間は標準時間からちょうど一時間、時間をずらして生活しているのだ。サマータイムの終わりは、冬の始まりを告知されるようなもの。これからニューヨークは、長く寒く過酷な冬を迎える。
で、実際にはどうやってサマータイムから標準時間への切り替えを行うのかと言うと、今日は、午前2時が午前1時になる。つまり、午前1時59分の後に午前1時00分まで戻るので、一時間得をするのだ。だからいつもより一時間長く眠れる、一年で一番嬉しい日曜日となる。逆に、サマータイムが始まる時には午前1時が午前2時に、つまり、午前0時59分の後に午前2時00分になって一時間損をしてしまうことになる。睡眠時間が一時間削られる、とんでもなく憂鬱な日だ。
今日は、半年前に進めた時間を元に戻す日。結局、生きている時間が長くなるわけでもないのだが、いつもより一時間長い一日は、なんとなく有意義に過ごせそうでわくわくする。
朝起きたら家中の時計を一時間遅らせるという結構な手間はあるが、サマータイムへの切り替え日は必ず日曜日に決められているので生活にはほとんど支障はない。しかし、例えば24時間運行しているニューヨークの地下鉄などは、どうしているのかと疑問に思う。そもそも地下鉄の時刻表というものは見た事ないけれど、運行スケジュールはあるはず。走行中の電車で時間の切り替えはどうするのだろうか・・・。
ちなみに、このサマータイムは、アメリカでは1918年から行われている。陽の長い夏の間の節電を目的としたもので、時間の損得ということとは関係がないらしい。


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銀河ヒッチハイク・ガイド [ Movie ]

The Hitchhiker's Guide To The GalaxyThe Hitchhiker’s Guide To The Galaxy (DTS)(Widescreen)
2005/9/13発売 米国盤DVD
2005年ガース・ジェニングス監督作。マーティン・フリーマン主演。
ダグラス・アダムスの脚本で1978年に放送されたBBCラジオ・ドラマ「銀河ヒッチハイク・ガイド」は、翌年に小説化されて大ベストセラーになった。その後TVシリーズとして放映され、この夏ついに映画化された。
イギリスでミュージックビデオを手がけてきたガース・ジェニングスが初の映画監督を務め、主人公のアーサー役には、イギリスでのTV出演は多いがスクリーンではほとんど見覚えがないマーティン・フリーマン。鬱病のロボットはアラン・リックマンが声を担当、エキセントリックな銀河大統領にサム・ロックウェル、カルト宗教の教祖みたいな宇宙人にジョン・マルコヴィッチと、脇を固める個性派俳優の方は注目のキャスティング。
ストーリーは、銀河バイパスの建設のため破壊されてしまった地球でただ一人生き残ったアーサーが、宇宙人の友達(モス・デフ)と共に宇宙をさまよい、さまざなまな生物と出会いながら、”ultimate question”(究極の問い)を探すという冒険物語。
SF映像は良く出来ていて見応えあり。イギリス的な皮肉とブラックユーモアのノリについて行けるかどうかが、本作品を楽しむための一番のポイントだろう。ただし、単純な笑いだけの映画ではないので、イギリスのコメディが苦手だったり、特にSFが好きでないという人も一見の価値はある。全く意味をなさないような奇想天外な展開と軽いジョークの中に、人生の意味についての問いかけが隠されている。実は、生きることについてちょっと考えさせられる映画なのだ。

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気さくな人たち [ NewYork ]

スターバックスでコーヒーを買おうとしたら、注文するより早くレジの若い女性に「そのコートいいね。どこで買ったの?」と聞かれた。まず注文を聞いてくれないかなーと思いつつ買ったお店の話をした。
大雨の朝、出勤途中のタイムズスクエアで、電車を乗り換えるべく早足で歩いていたら、横を歩いていたおばさんが「その傘どこで買ったの?」と私の持っていた長い傘を見つめる。これまた買ったお店の話をしていたら、せっかく来ていた電車を1本逃してしまった。
とかく気さくと言われるアメリカ人、それでもニューヨークは比較的「人が冷たい」と言われることが多いようだが、やっぱり日本人の感覚からすると、驚くほど自分の気持ちに率直でフレンドリーだと思う。日本のお店でレジの人が、お客さんの服などを「いいな」と思ったとしても、お客が注文するよりもまず「それどこで買いました?」なんて聞くことはないだろうし(普通、聞くこともしないのでは)、平日の朝、駅で見るからに急いでいそうな人が持っている傘について、わざわざその人を呼び止めるようなこともしないだろう。そもそも、全くの赤の他人に、いきなり話しかけること自体が少ない(繁華街でのキャッチセールスはまた別の話)。
ただ、コートの件も傘の件も、自分の持ち物を人に褒められるのは単純にうれしい。時と場合さえ問題なければ、てらいなく思ったことを言ってもらえるのは悪いことではない。もちろん、てらいなく厳しいことを言われてへこむこともあるわけだが。


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「Law And Order」ロケの日 [ NewYork ]

To Set 1ランチタイムにチャイニーズ・フードを買いに出た時のこと。オフィスビルを出てすぐそばの電柱に「TO SET →」(セットはこちら→)という黄色い張り紙が貼ってあるのが目に入った。辺りを見渡すと、撮影トレーラーや機材を積んだトラックが何台も路上駐車している。TVシリーズ「Law And Order: Special Victims Unit」のロケ撮影だ。このドラマはニューヨークを舞台にした犯罪サスペンス・ドラマで、時々我が社のオフィスすぐそばの教会でもロケをやっている。ロケの日は歩道が機材でふさがって困ることがあるが、それよりも問題は今日のランチメニューの選択に影響するということだ。

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